月が地球の影の中に入る現象とは?
そもそも月食とは
太陽、地球、月が一直線に並び、月が地球の影に入ることで欠けたり暗くなったりして見える現象です。
地球と月は太陽の光を反射して光る天体です。地球にも太陽の光による影があり、太陽とは反対の方向に伸びています。地球の影の中を月が通ることにより、月が暗くなったり、欠けたように見えたりする現象が月食です。
部分食、半影食
月の一部又は全部が部分的や半影だけに入った状態。
本影食
月の一部又は全部が本影に入った状態。本影は濃い影なので赤洞色にも見えます。
月の一部だけが本影に入る現象が「部分食」、月の全てが本影に入る現象が「皆既食」です。
皆既月食の色
地球が太陽と月の間に入り、地球の影が月にかかることによって月が欠けてみえたりします。
皆既食は、月が地球と重なった時、月は真っ黒になるわけではなく、赤銅色になります。
今回の皆既月食は
今回2022年の皆既月食は2回目。
ただ日本で見られる月食は2回目のみです。11月8日の夜、ほぼ全国で見られます。半影食の始まりは17時台から部分食は18時台。本影食いわゆる皆既食が19時台、終わりが20時台、部分食の終わりは21時台、半影食の終わりは22時台とみられています。地域によって時間差はあります。
昨年も皆既月食が見られたのでラッキーですが、今回を逃すと次に見られるのは数年後となるようです。
興味のある方は是非ご覧になってください。
また、今回、月食の最中に小笠原諸島を除く日本のほとんどで、「天王星食」が起こるようです。赤洞色の月の陰に隠れる青い惑星です。
通常は月の明るさによって見えづらいですが、今回は皆既月食が起こることにより月が暗くなるので、天王星を観察する事ができます。
薄い青色で、肉眼でも見える明るさですが、双眼鏡や望遠鏡を使うとより見つけやすいでしょう。
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